とってもアメリカンなお菓子、ドーナツ。でもなかなか油で揚げるのが面倒なのと、高カロリーの代名詞でもある甘く油っこいドーナツを家で作ることはほとんどありません。でも、たま~に食べたくなるんですよね、やっぱり。そんな時、家で気軽に作れて、「揚げてない」ということで罪の意識も少しはやわらぐ(・・・かな?)というのが、オーブンで焼く焼きドーナツ。
もちろん、これは食べてみてわかるように、一般的なドーナツとは別物です。あのジューシーともいうくらいに油っこく、なんとも甘く、それでもついつい手が出る・・・というドーナツではないです。どちらかというと、ケーキとマフィンとクッキーを足して3で割ったようなお菓子です。
でも、真ん中に穴が開いていて、それっぽい形でそれっぽい味がするので、焼きドーナツ(Baked Doughnuts)と言います。これはこれで、サクッとしてしつこくなく、おいしいです。ナツメグやシナモンのスパイスの風味が、ドーナツ生地の味を思わせます。
このレシピを作るには、焼きドーナツ用の方が要りますが、穴が開いてなくても良いならばマフィン型などでも代用できます(あ、でもそうするとマフィンになってしまうか。)ここでは、一皿で12個作れるミニドーナツ型を使っていて、このレシピでだいたい24個から30個くらいつくれます。普通サイズのドーナツ型なら6個分です。
個人的に、このミニドーナツ型がとても気に入ってます。子供のおやつにもぴったりのサイズだし、私もちょっとだけ甘いものを食べたい時にコーヒーのお供に一口食べるのにぴったりです。とは言え、ついつい二口、三口と手が出てしまうのも事実です・・・。
ここでは、溶かしバターをつけてシナモンシュガーをまぶしましたが、チョコレートやアイシングを片面にかけたり、生地にココアを混ぜたりしてもいいです。生地に油分が少ないので、溶かしバターやアイシングをつけたくらいでちょうど良いまったり感が出ると思います。
このレシピは、小麦粉メーカーのKing Arthur 社のBaked Doughnutsレシピを参考にしました。
*普通サイズのドーナツ6個分、またはミニドーナツ24-30個分
パンプキンスパイス味の焼きドーナツはこちら。
- 小麦粉(薄力粉か中力粉) 1カップ(130g)
- 砂糖 1/2カップ(100g)
- ベーキングパウダー 小さじ1
- ナツメグ 小さじ1/8
- 塩 小さじ1/4
- シナモン 小さじ1
- 卵 大2個
- サラダ油 大さじ3
- プレーンヨーグルト 大さじ3
- 溶かしバター 適宜
- グラニュー糖 適宜
- シナモン 適宜
- ボールに粉類すべて(小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、ナツメグ、塩、シナモン)をふるい入れて混ぜる。
- 別のボールに卵、サラダ油、プレーンヨーグルトを入れて泡立て器で少しとろみがつく程度に泡立てる。(泡が見える程度でよい。)
- 2を1のボールに入れて、粉っぽさがなくなるまでさっと混ぜ合わす。(混ぜすぎない。)
- 焼きドーナツ型にサラダ油か溶かしバターを塗り、3の生地を型の2/3まで入れる。絞り袋や角を切ったビニール袋に生地を入れて絞りいれるとやりやすい。
- 摂氏175度(華氏350度)に予熱したオーブンで10-12分焼く。型から出して網の上で冷ます。
- シナモンシュガーでコーティングする場合、焼けたドーナツを一つずつ溶かしバターにくぐらせ、好みの量のシナモンとグラニュー糖を混ぜたものをまぶす。