前菜, 野菜

おいしいテイタートッツ(Tater Tots)

荒めにシュレッドされたじゃがいもを一口大のコロコロとした俵型にして油で揚げられたテイタートッツ(Tater Tots)。アメリカの冷凍ポテト製造会社の大手、Ore-Idaが1950年代に冷凍のフライドポテトを作る時にできるボロボロになった切り落としのじゃがいもの残りを食べやすいサイズにまとめて新たな商品として売り出したというポテト。今でもスーパーの冷凍食品売り場には必ずあります。アメリカの子供達みんなが食べて育ったチープなジャンクフードの代名詞とも言われるこのポテト、なんだか懐かしい味で、美味しいんです。

冷凍やインスタント食品が大ブームの一昔前のアメリカでは、きっとこのテイタートッツも人気の冷凍食品として一花咲かせていたんでしょうが(?)、最近はヘルスコンシャスな親達が増え、学校給食に野菜としてこれがサーブされていることを問題視されたりで、あまり良いイメージを持っていない人も少なくありません。私もめったに買うこともないのですが、なぜか娘を妊娠中に毎日のようにケチャップが食べたかった時期があり、ケチャップを食べたいが為にこのテイタートッツ(もちろん冷凍)を購入して、1人で食べていたこともありました(笑)。その姿を見た夫に、「テイタートッツを買って食べるってほど、アメリカンなことはないよ。Yukoもついにアメリカ人になったか。」と笑われていたものでした。

おいしいテイタートッツ

その存在をほとんど忘れかけていたこの前、テレビでCook’s Country という番組を見ていたら、手作りでこのテイタートッツを作っているではないですか。それも、シンプルな材料で、簡単でおいしそう〜。その番組以来、娘の妊娠中以来忘れていた、テイタートッツ食べたい!という欲求が出てきたのでした!それで、今日はアメリカンフットボールの祭典、スーパーボウルの日曜日、それも私の第二の故郷サンフランシスコが試合に出るということもあり、家で作ってみることにしたのです(すっごい言い訳!)でも、スーパーボウルと言えば、ジャンクフードなんですよ。まさにアメリカンジャンク、テイタートッツはこの日にぴったりのスナックです。

というわけで、しっかりメモっていたわけでもない先日テレビで見たレシピを思い出しながら、自分で適当にアレンジして作ってみました。揚げたてはパリっとして旨し!みなさんも、いろいろ理由をつけて、是非作ってみてください〜!

おいしいテイタートッツ(Tater Tots)
 
材料
  • じゃがいも(Russetなどホクホクなるタイプ)1Kg(大4個ほど)
  • 塩 小さじ1½
  • こしょう 小さじ1/2
  • 小麦粉 大さじ2
  • 揚げ油 適宜
作り方
  1. じゃがいもは荒めのおろし金でおろし、ざるにいれてさっと水で表面をゆすぎ、水気を切っておく。またはフードプロセッサーで細かくしてもよい。
  2. 1を耐熱皿に入れ、蓋をしないで電子レンジで8−10分加熱して粗熱をとる。
  3. 2に塩こしょうをし、小麦粉を入れて全体をよく混ぜる。(味付けはしっかり目に)
  4. 四角形のケーキ型や耐熱皿にラップをしき、3を入れてまんべんなく広げ、スプーンや指先を使ってプレスしながら平にならす。上からもラップをして冷凍庫で30分冷やす。
  5. ポテトを型から取り出し、小さな長方形に包丁で切り分ける。そのままでは、少しボロボロになるので、一つずつ手にとり指先で俵型に形を整える。
  6. 揚げ油を熱し、何回かにわけて揚げる。途中かきまわすと形が崩れやすいので、色が変わってくるまではかき混ぜない。表面にこんがり色がついたら取り出し、網にのせて油を切る。

ラセットポテト

じゃがいもはホクホク仕上がるタイプを。ここではRusset(ラセット)。

おいしいテイタートッツ

ステップ1

おいしいテイタートッツ

ステップ3

おいしいテイタートッツ

ステップ4

おいしいテイタートッツ

ステップ5

おいしいテイタートッツ

ステップ6

おいしいテイタートッツ

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